「妊活中なのに生理が来ない…もしかして妊娠?」と思ったものの、検査薬で陰性。何が原因なのか不安になっている方も多いのではないでしょうか?
生理が来なくなる(無月経)理由は、妊娠以外にもさまざまです。本記事では、妊活中に生理が来なくなった場合に考えられる原因や対処法について詳しく解説します。
1. 生理が来ないときに考えられる原因
① 妊娠の可能性
妊活中であれば、まず妊娠を疑う方が多いでしょう。ただし、妊娠検査薬を使うタイミングによっては陰性になることもあります。
妊娠している可能性がある場合
- 生理予定日から1週間以上経過している
- 基礎体温が高温期のまま続いている
- 胸の張りや眠気、吐き気などの妊娠初期症状がある
妊娠検査薬は、生理予定日から1週間後以降にもう一度試すのが確実です。
② ストレスや環境の変化
精神的ストレスや生活環境の変化によって、ホルモンバランスが崩れ、生理が遅れることがあります。
ストレスによる生理不順の特徴
- 生理が遅れるが、数週間後に来る
- 不規則な周期が続く
- 仕事や人間関係で強いストレスを感じている
対処法としては、リラックスする時間を作る、睡眠をしっかり取る、適度に運動することが大切です。
③ ホルモンバランスの乱れ
排卵をコントロールするホルモンが乱れると、生理周期が崩れることがあります。
ホルモンバランスが乱れる主な原因
- 急激な体重の増減
- 過度なダイエットや偏った食生活
- 睡眠不足
ホルモンバランスを整えるには、規則正しい生活や栄養バランスの取れた食事を意識しましょう。
④ 多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)
妊活中の女性に多いのが「多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)」です。これは、卵胞が育ちにくくなり、排卵しにくくなる病気です。
PCOSの症状
- 生理周期が長い(35日以上)または極端に不規則
- 排卵がないことが多い
- ニキビや体毛が濃くなることがある
PCOSは、不妊の原因になることもあるため、心配な場合は婦人科で検査を受けることをおすすめします。
⑤ 甲状腺の異常
甲状腺ホルモンは、生理周期にも影響を与えます。甲状腺の機能低下や亢進があると、生理が不規則になることがあります。
甲状腺の異常が疑われる症状
- 体重の急激な増減
- 異常な疲れやすさ
- 動悸や手の震え
甲状腺の異常が疑われる場合は、内分泌科や婦人科での血液検査を検討しましょう。
2. 生理が来ないときの対処法
① まずは妊娠検査薬を試す
妊娠の可能性がある場合は、生理予定日から1週間後以降に妊娠検査薬を試しましょう。
② 基礎体温をチェックする
基礎体温を測ることで、排卵の有無やホルモンバランスの状態を確認できます。
- 高温期が続いている → 妊娠の可能性あり
- 高温期・低温期がはっきりしない → ホルモンバランスの乱れの可能性
③ 生活習慣を見直す
- ストレスを減らす(趣味の時間を作る、瞑想を取り入れる)
- 睡眠をしっかりとる(7〜8時間が理想)
- 栄養バランスの取れた食事を心がける
④ 産婦人科を受診する
生理が3ヶ月以上来ない場合や、繰り返し不規則な周期が続く場合は、産婦人科で検査を受けることをおすすめします。
【受診の目安】
✔ 生理が3ヶ月以上来ていない
✔ 妊娠検査薬が陰性なのに生理が来ない
✔ 不正出血や強い腹痛がある
婦人科では、ホルモンバランスのチェックや超音波検査を行い、必要に応じて治療を受けることができます。
3. まとめ
妊活中に生理が来ないと、不安になるものです。妊娠の可能性だけでなく、ストレスやホルモンバランスの乱れ、病気の可能性も考えられます。
✔ まずは妊娠検査薬を試す
✔ 基礎体温を記録し、変化をチェックする
✔ 規則正しい生活を心がける
✔ 3ヶ月以上生理が来ない場合は婦人科を受診する
焦らず、まずは自分の体の変化を観察しながら、必要に応じて病院で相談しましょう!
妊活は心と体のバランスが大切です。無理せず、自分のペースで進めていきましょう。
コメント